2024.11.01
健康・衛生
日本では、受動喫煙(他人のタバコの煙を吸ってしまうこと)の機会は女性の方が高い傾向にあります。タバコの煙に含まれる有害物質には、ニコチンやタール、一酸化炭素、ホルムアルデヒロ等が含まれ、その中には発がん性物質も含まれますが、恐ろしいことに主流煙(喫煙者が肺に吸い込む煙)より副流煙(喫煙者が吐き出す息やたばこの先から出る煙)に含まれる有害物質の方が3~50倍多く含まれています。
そこで、望まない受動喫煙を防ぐため、2020年4月1日より健康増進法の一部が改正されました。
【ルール1】屋内は原則禁煙。特に、学校・病院・行政機関等は敷地内禁煙となります。それ以外の建物で喫煙するには、喫煙専用室または加熱式たばこ専用喫煙室の設置が必要です。
【ルール2】喫煙室への標識の掲示が義務化。紛らわしい標識の掲示、標識の汚損等については禁止されており、罰則の対象となります。
【ルール3】20歳未満の方は喫煙室への立ち入り禁止。例え喫煙を目的としなくても、喫煙エリアへの立ち入りが一切禁止となります。
タバコを吸う人は、マナーではなくルール厳守が必要と意識を改めましょう。