お知らせ

2024.09.09

健診

子宮がん検診

一般的に子宮がん検診とは、「子宮頸(けい)がん検診」のことです。HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスが原因となって発症すると言われ、20歳代後半から増加しはじめ、特に30~50歳代で多くなります。検診で前がん病変(がんになる前の状態)を発見することにより、子宮頸がんの罹患を防ぎます。またワクチンで予防効果があることが分かっています。

 

  • 検査方法

子宮頸がんの検査方法は、問診の後に視診を行います。視診では文字通り、子宮頸部の状態を医師が実際に見て確認します。内診台という両足が開きやすい台に乗り、クスコ(腟鏡)という医療器具を用いて観察します。次の内診では、膣から子宮を触ったりお腹の上からおさえたりして、しこりや腫れが無いか確認します。続いて、子宮頸部から細胞を少し採取する細胞診と言う検査をします。この際に少し出血することもありますが、一時的なもので痛みも感じない方が多いので、それほど心配しなくても大丈夫です。

ただし、月経(生理)中は避けて検査を受けてください。

 

  • HPV感染が原因

子宮頸がんはその名前の通り、子宮の頸部(子宮の下部1/3)にできるがんのことを言います。この部分の細胞にHPV(ヒトパピローマウイルス)が感染し、自然治癒することなく感染した状態が継続した場合、細胞が「がん化」した状態となります。感染してからがん化するまでは5年程度かかるとも言われており、継続的ながん検診が重要なのはこのためです。

HPVは性交渉によって誰もが感染すると言われているため、性交渉をするようになる年齢から子宮頸がんのリスクは上がってきます。